みなさま、こんにちは！元CAのSachiです。
今回は、日系航空会社の面接で聞かれる質問と質問への回答例、面接時の心を掴むコツなどについて解説します。
JAL編・ANA編に分けてお伝えしますが、今回はJAL編です。
実際に2社から内定を頂いた筆者の経験に基づいているので、面接での具体的な質問例と、面接官の心を掴むコツを押さえた回答例などについて、よりリアルかつ詳細なポイントまでお伝えできるかと思います！
面接対策に欠かせない自己分析のやり方については、こちらの記事も参考にしてください。
・JAL CAの面接で聞かれる質問と回答例
・JAL CAの面接のコツ
JAL CAの面接で聞かれる質問と回答例
それでは、実際にJAL CAの面接で聞かれる質問をジャンルごとにご紹介します。
中でも、特に私が印象に残っている質問を太字でピックアップして回答例と一緒に詳しく解説していきます！
アイスブレイク
最初は面接官の方が、緊張をほぐすためアイスブレイクを行ってくださることが多いです。
実際に私も、最終面接を担当してくださった面接官の方が朝食の話題で場を和ませてくださいました！
アイスブレイクの質問に関しては、当たり前ですが、どんな風に答えても問題はありません(笑)
ただ、「朝食は○○を食べました」だけで終わらせるのではなく「今朝は緊張であまり喉を通りませんでした•••」「気合を入れたい日はいつもこのメニューです！」などプラスアルファの一言を付け足すと、コミュニケーション力をアピールできて良いですね。
ちなみに私は母の手料理を食べたと答え、「応援してくれている母の気持ちが伝わってきて嬉しかったです」と家族愛エピソードを付け加えました♡
今朝は母が作ってくれた鮭、卵焼き、お味噌汁などの和風の朝食を食べて来ました。いつもより少し豪華で、応援してくれている母の気持ちが伝わってきてとても嬉しかったです。
学生時代について
続いて、新卒のみなさまは一番掘られるであろう、学生時代についての質問です。
どの質問に対しても、自分の経験を分かりやすく順序立てて話すことが大切です。面接で話すお決まりの「鉄板ネタ」をいくつか準備しておきましょう。
私はゼミ、サークル、バイトそれぞれに数個ずつエピソードを用意していました！
努力ネタ、チームワークネタ、ホスピタリティネタ etc…
全部Wordで打ったものを印刷してノートに貼り付けて持ち歩き、どのネタもノートを見ずにスラスラ話せるようになるまで、何回も練習しました！
お風呂の中でブツブツ練習するのがおすすめ♪
大声で歌うわけじゃないので、家族にもバレないと思います(笑)
チームワークについて
CAとして働く上で、チームワークは本当に大切です。というか、チームで協力し合わないと仕事も終わらないし、お客さまに良いサービスも提供できません。
そのため、CAの採用面接ではチームワークを発揮した経験について聞かれます。
これはほぼ100%の確率で聞かれるといっても過言ではないと思います！
私が面接で聞かれたのは、「仲間にモチベーションの低い人がいたらどうするか」という質問。
これは予想していなかった質問なので一瞬焦りそうになりましたが、落ち着いてその場面を想像しながら自分なりに答えました。
この時意識したのは、JALのCAとして働く上で必要とされる要素は何かということ。
この仲間のモチベーション向上に関する質問は、個人的には「JALらしさ」のようなものが見られていたのではないかと感じています。チームワークが必要不可欠な世界で、周りと手を取り合いながら互いを尊重し合える、そんな人材が求められているのではないかと思います。
面接の際は「JALらしさ」「JALが求める人物像」を意識した回答をぜひ心がけてみてくださいね。
「JALが求める人物像」についてはJAL企業サイトの採用ページや、JALフィロソフィを見てみると良いかと思います。
まずはこちらから積極的に声をかけて、モチベーションが下がってしまっている理由を聞きます。寄り添う姿勢で話を聞いて励まし、「一緒に頑張ろう」という言葉をかけたいと思います。
(もし相手が先輩だったら)先輩であっても、同じように寄り添う気持ちで接します。「私でよければお話伺いますよ」など、相手の方が話しやすいような声かけを意識します。
パーソナリティについて
パーソナリティに関しては、様々な角度から質問されるかと思います。
航空会社の面接では、色・動物・物など「自分を何かに例える」系の質問はよく飛んできます。
突然こんな質問をされると返答に困ってしまいそうですが、面接官が狙っているのはまさにそれなんです。
突発的な質問を投げかけることにより、対応力と柔軟性を見ています。
準備された回答ではなく素直な回答を聞くことで、その人の人となりを知ることができるからです。
ですが、質問への回答は準備しておく方が落ち着いて面接を受けられると思うので、上記の質問例への回答は一つずつ用意しておくことをおすすめします。
「周りからどんな人だと言われるか」という質問に関しては、「○○な人」と端的に答えるより、何かキャッチーなタイトルを考えておくことをおすすめします！
例えば私の場合は、「みんなのお姉ちゃん」というタイトルをつけてそれに付随するエピソードを話せるよう準備していました。
キャッチーなタイトルを最初に伝えることで興味を持ってもらえるし、印象にも残りやすい♪
そしてこの質問では、自分を客観視できているかどうかが問われています。
仲良しの友人に聞くなどして、周りからのイメージを把握した上で、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
私は周りから、「みんなのお姉ちゃん」のようだと言われております。私自身、どんな時も焦らず落ち着いて行動することを心がけており、周りからも「一緒にいて落ち着く」「安心感がある」などと言っていただけることが多くございます。
JALについて
特に最終面接などでは、JALについての意見やJAL便を利用した感想を聞かれることもよくあります。
実際に私も最終面接は東京まで飛行機で行ったので、その日のJAL便の良かった点・悪かった点を聞かれました。
この質問に関しては、事前に何かひとつずつでも考えておくことをおすすめします。
当日は緊張していて、機内での様子なんてあんまり覚えてない可能性大ですからね•••(笑)
そして面接官は、みなさまのアドバイスを欲しているわけではなく、良い点と悪い点の両面を見ることができる視野を持っているか、ということを見ています。
斬新な意見を述べなくても、核心をついていなくても、もちろん問題はありません。自分が感じていることを理由とともに率直に伝えることが大切です。
良かったところは、CAのみなさまが終始笑顔で、忙しさを全く感じさせない表情と所作で上質な空の旅を実現されていたところです。一方で、ドリンクのサービス中にお化粧室に立たれたお客さまがいらっしゃいましたが、CAの方が中々気が付かず、お客さまを立たせたまま少しお待たせしてしまっている状況がございました。カートでサービスをしている時は集中してしまいがちだと思うので、周囲の状況を把握するのが少し難しいのかなと感じました。
JAL CAの面接で面接官の心を掴むコツ
ここまで、JAL CAの面接で聞かれる質問と回答例についてお伝えして参りました。
ご紹介した回答例をもとに、ご自身の回答を準備して練習・対策しておくことが大切ですが、JAL CAの面接においては、感謝の気持ちを積極的に伝えることがとても大切です。
JALには、お客さまはもちろん、仲間への感謝の気持ちを大切にし、それを素直に伝える文化があります。
自己紹介や最後の挨拶の時など、「面接の機会を頂きありがとうございます」とひとこと伝えましょう。
また過去の経験やエピソードを話す時も、周りへの感謝の気持ちを織り交ぜながら話すことで、面接官にも「感謝の気持ちを忘れず成長できる人」であることを知っていただけるでしょう。
みなさまがJALに入社してからの姿をイメージしてもらえるよう、面接の中でも感謝の気持ちを積極的に伝えるよう心がけてみてください。
まとめ
JAL CAの面接で聞かれる質問と回答例、面接官の心を掴むコツについての解説はいかがでしたでしょうか。
面接ではこれまでの経験やパーソナリティ、JALについてなど、様々な角度からみなさまの価値観や人となりを知るための質問が繰り返されます。
今回ご紹介した質問例を参考に、ご自身だけの回答を準備しておくことが大切です。
また面接官の心を掴み、「JALが求める人物像」に当てはまっていることをアピールするために、日頃から周りへの感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
そして面接でも、積極的に感謝の気持ちを伝えるよう心がけてみてください。
みなさまが面接でご自身の魅力を最大限伝えられるよう、心から祈っております！
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご質問などもたくさんお待ちしておりますので、「Contact」よりお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです♡
それではみなさま、またお会いしましょう！
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