みなさま、こんにちは!元CAのSachiです。
CAを目指しているみなさまからよくいただくご質問でとても多いのが、「CAになるために英語力はどれくらい必要ですか?」「TOEICは何点以上必要ですか?」など、英語力に関するご質問です。
みなさまもご存知の通り、CAは外国人のお客様と接する機会も多く、国際線では海外ベースのCAと一緒に乗務することもあるため英語でのコミュニケーションは欠かせません。
CAの採用試験でも一定の英語力を求められているのが現実ですが、どうしても英語が苦手•••という方も多いかと思います。
そこで今回は、元国際線CAの筆者がたった2ヶ月でTOEICのスコアを100点以上アップさせた効果的な英語の勉強法についてお伝えいたします。(最終的にはTOEICスコア935点を取ることができました!)
今回お伝えする勉強法は、とてもシンプルで簡単なものです。
英語の学習を始めたばかりの方や、英語に苦手意識をお持ちの方にも取り組んでいただきやすい内容かと思いますのでぜひ参考にしていただけますと幸いです。
この記事はこんな方におすすめです!
・CAになるために英語力を上げたい
・効果的な英語の勉強法が知りたい
・TOEICのスコアをアップしたい
CAに必要とされる英語力
日系航空会社で必要とされる英語力
まずは、日系航空会社で必要とされる英語力はどれくらいなのでしょうか。日系大手2社の募集要項を例に見てみましょう。
ANA:TOEIC600点程度もしくはGTEC260点程度以上の英語力を有すること
JAL:TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有することが望ましい
という風に記載されています。
航空会社によって書き方は異なりますが、一般的に、日系航空会社ではTOEIC600点以上の英語力が求められています。
TOEIC600点とは、英検でいうと2級程度のレベルに該当するかと思います。
一般的なビジネスレベルの英語力があると認められるラインであり、業務上英語が欠かせないCAに最低限求められるレベルになります。
CAの素養としては、もちろん英会話能力やコミュニケーション能力も重視されますが
採用試験を受けるまでにTOEICや英検に何度か挑戦し、スコアはできるだけ良いものを持っておくことをおすすめします。
少しでも高いスコアを履歴書などに記入することでインパクトも大きくなりますし、面接官に興味を持ってもらえる可能性がより高くなります。
またスコアアップのために努力した経験も順序立てて話せるようにし、面接でのアピールポイントにしちゃいましょう!
外資系航空会社で必要とされる英語力
外資系航空会社では、日系航空会社より高い英語力が必要とされるイメージがありますよね。
ですが、航空会社によって求められるレベルには大きく差があります。
例えば、シンガポール航空ではTOEIC800点以上と、特に高い英語力が求められています。
大韓航空やチャイナエアラインなど、アジア系の航空会社では550〜600点など、日系航空会社とさほど変わらない英語力が条件として提示されています。
しかしアジア系の航空会社においては英語力だけでなく中国語や韓国語など、アジア地域における需要に合わせて、第二外国語も習得しておく方が有利とされます。
外資系航空会社の中には、英語力に関して明確な基準は挙げず、「英語が堪能であること」などといった表記をしている場合もあります。
外資系航空会社では、接するお客さまがほとんど外国人であることはもちろん、
共に働くCAも外国人が多く、業務上の会話も英語やその他外国語で行う必要があります。
そのため、より高度なコミュニケーション能力や聞き取り力が求められます。
お客さまや仲間に対して英語などで接し、より深い理解と対応が必要となる環境では、
TOEICなどのスコアだけでなく、高いコミュニケーションスキルが要求されるのです。
外資系航空会社への就職を目指している方は、より高い英語力を身につけるだけでなく、他の言語の習得やコミュニケーション能力の向上も重要です。
英語力を上げる効果的な勉強法
CAになるために必要な英語力について解説して参りました。
ここからは、たった2ヶ月でTOEICのスコアを100点以上アップさせた私が実際に取り組んだ英語の勉強法についてお伝えいたします!とても取り組みやすい方法ですので、ぜひ簡単なことからスタートしてみてください。
1冊の公式問題集を繰り返し解く
まずは、公式問題集を1冊購入し、それを何度も繰り返し解くという勉強法です。
最近、書店ではいくつかの公式テキストが販売されていますが、私が圧倒的におすすめするのは「TOEIC公式問題集」です。
数あるテキストの中でもこの公式問題集をおすすめする理由は、限りなく実際のTOEIC試験に近い形式の問題で練習することができるからです。
これは、基礎的な英語力を高めることや、TOEICのスコアをアップさせるのに最も効率が良く、効果的な方法だと私は考えています。
公式問題集を活用した具体的な勉強法はこのような流れです。
①時間を測りながら、まずは全問題を解いてみる ⇨自分の今のレベルを知ることができ、弱点を把握することができます ②間違えた箇所の解説を確認し、知らなかった単語や文法などをノートにメモしていく ⇨自分だけの「弱点ノート」を作成し、弱点を徹底的に克服していきます ③間違えた箇所を、解説を見ずとも完璧に解けるようにする ⇨公式問題集に収録されている問題は全て自力で解けるようにします |
この①〜③を繰り返し、最終的には時間内に全問題を解く、かつ全問正解の状態を目指します。
この状態になる頃にはTOEICの問題形式にも十分慣れ、上手く時間配分を行いながら問題を解けるようになっているかと思います。
TOEICのスコアをアップする一番の方法はなんといっても、TOEICの問題形式に慣れることです!
問題形式に慣れながら、自分の弱点を正確に把握し、克服する。
この3つのステップで、漏れなくスコアアップを計ることができます。
「本当に1冊で大丈夫•••?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、TOEICの問題パターンは特徴が決まっており、一度慣れてしまえば別の問題でも応用できます。
1冊の問題集には試験2回分の問題が収録されているので、情報量としても十分かと思います。
「もっと多くの問題を解きたい!」という方は、公式問題集を2,3冊解いてみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに今回はTOEICに特化してお伝えしましたが、英検やその他の英語試験においても、公式の問題集や過去問を繰り返し解く勉強法がおすすめです!
公式問題集を1冊ご用意していただくだけでチャレンジできますので、ぜひ取り組んでみてください。
英語音源流し聞きで「英語耳」に
次に、リスニングやスピーキングに特化した勉強法として、英語を日常的に流し聞きすることで、「英語耳」を育てるというのも効果的です。
実際の英会話やネイティブスピーカーによる英語の音声を聞くことでリスニング力をぐんぐん鍛えることができます。
また異なるアクセントや発音に順応する能力を養うこともできます。
さらに、定型表現やフレーズのインプットも行えるため、日常会話に役立つ表現を身につけることができます。
音源は、先ほどご紹介した公式問題集に付いているリスニング問題用のCDを活用したり
最近はYouTubeでも、流し聞きができる動画がたくさんアップされていますので
ご自身のレベルや興味に合わせた教材を選んでみてください。
スキマ時間に英語学習アプリをフル活用
忙しくて、なかなかまとまった勉強時間を確保できない•••という方におすすめなのが英語学習アプリを活用する勉強法です。
アプリでの勉強はスマホひとつあれば取り組むことができますし、
移動中の時間やちょっとしたスキマ時間を無駄にすることなく勉強を進めることができます。
私も、通勤途中で電車に乗っている時や湯船に浸かっている時など「ちょっと手持ち無沙汰だな」と感じる時はいつもアプリで勉強していました。
おすすめの英語学習アプリも載せていますので
みなさまも、ぜひスキマ時間に活用してみてください(どれも無料ですのでご安心ください)♪
<おすすめ英語学習アプリ>
Duolingo | ゲームのような感覚で進められるため、英語が苦手な方もとってもおすすめ! ご自身のレベルに応じた練習問題や音声コンテンツを提供してくれます |
英語リスニング | 英会話やニュースなどを流し聞きできる、リスニング練習に特化したアプリ 音源の再生速度を選べるなど、じっくりリスニング力を上げたい方におすすめ |
トレーニング TOEIC test | TOEIC対策にバッチリ、練習問題で数をこなしたい方におすすめのアプリ また英単語問題も数多く収録されているので、単語力アップにも効果的です |
まとめ
CAになるために必要な英語力と、効果的な英語の勉強法についてお伝えして参りました。
日系では、TOEIC600点以上を条件としている航空会社が多い傾向にあります。
外資系では、TOEIC800点以上を求められる場合もあれば、日系とさほど変わらない基準を設けている航空会社もあります。
いずれにしても、CA採用試験が始まるまでになるべくご自身の中のベストスコアを取れるように励むと良いでしょう。スコアは高ければ高いほど武器になりますし、スコアアップのために励んだ経験も「努力話」として面接で存分にアピールしちゃいましょう!
英語の勉強法については、今回ご紹介した方法の中からご自身が取り組みやすい方法を組み合わせていただくと良いかと思います。
1日5分〜10分でも継続的に英語に触れることで、英語力はどんどん上がっていきます。
ぜひ気負いすぎずに、はじめは小さな目標からコツコツとこなしていくイメージでご自身のペースで取り組んでいただけたらと思います。
みなさまに少しでも参考にしていただけましたら幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさまからのご質問やご意見など、たくさんお待ちしておりますので「Contact」よりお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです♡
それではみなさま、またお会いしましょう!
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